るろ剣
『るろ剣』って何年前だよ
リアルで17歳になる前あたり(笑)、季刊ジャンプ(Special)が好きだった。
というのも、読み切り作品が多かったから。
単行本化は期待できないかわりに、しばらくずっと手元に残していた。
萩原一至といえば世間は『BASTARD!!』だと思うけど、自分は『微熱口紅(びねつるーじゅ)』だし(ヨーコさんより頼子)、稲田浩司といえば『ハニーチェリーに首ったけ』なんである。
川島博幸や岩泉舞の読み切りも忘れ難い。
うすね正俊『コンバットドール』、岸大武郎『方舟』、書き出せばキリがない。
『るろうに剣心』の読み切りもそのあたりではなかっただろうか。
あるいは本誌合併号での掲載だったか。
ともかく、そのあたりのハズで、少なくとも上京前だ。
「おろっ!?」とうろたえる剣心がかわいかったし、急場しのぎでポニテになったりと、ジャンプではめずらしいキャラだった。
その後の連載も時々は見ていたような記憶もあるが、「あぁ、ジャンプ的な展開だな」と覚めた目で読み飛ばしていた。
ジャンプ的展開は好きではない。
と、そんな話をしたかったのではない。
こんなところにも1990年代が続いていたのか、という話をしたかったのだ。